201Q-日々の雑感-

ドラマや映画、小説について、また日々の雑感について書くものです

「浦安鉄筋家族」

4月11日より、テレビ東京の「ドラマ24時」枠で「浦安鉄筋家族」が始まった。原作は未読だったが、主演:佐藤二朗という文字に思わず惹かれて視聴を決めた。というのも、個人的には佐藤二朗は「33分探偵」や「今日から俺は」に代表される福田雄一作品などで見せる、「登場が少なくても存在感を残す、物語の雰囲気を盛り上げる方に変える」役者というイメージが強い。では、主役だとどのような感じになるのかが気になってしまった。

 

初回のストーリーは、ひょんなことから禁煙を強いられることになった大沢木大鉄(佐藤二朗)がいかに煙草を我慢するか、家族がいかに我慢させるかというドタバタを描いたものである。当初見ていた感想はゴチャゴチャしており、わかりにくいなというものであった。これはそもそもの登場人物の癖の強さ、また彼らを紹介をしながらのストーリー展開、ジオラマやCG(?)の活用などが重なったからではないかと考えている。しかし、最後のシーンはまとまっており、見ていて思わず笑顔がこぼれるものとなっていた。

 

この30分間でシーン毎に醸し出す雰囲気を変えている佐藤二朗の演技には脱帽した。また周りを固めるキャスト陣(水野美紀岸井ゆきの本多力坂田利夫ら)もそれぞれの個性を作品の世界観の中で生かしており、土曜日が来ることが楽しみになる作品だと感じた。

 

サンボマスターが歌うOPも早くフルバージョンで聞かせてほしい。